2018.12.28

Tea Break -社長ブログ-

音楽と料理の相似形

「食」は、「人」が生きていく上でなくてはならないものです。
では、「音楽」はどうでしょうか?

前回のコラムで「心地よい音楽もおいしい料理も、全体と個の絶妙なバランスで成り立っている。」などと偉そうなことを書きましたが、「音楽」と「料理」には、とてもよく似た点があるように思われませんか!?

例えば、私は独り暮しが長いのですが、最初の頃はよく手料理を作っていました。と言っても大した料理が出来るわけ でもなく、肉じゃがやカレーなどの煮込み料理が主でしたが、料理というのはある程度の量を作らないとおいしくないので、そこそこの分量で作ってしまいます。

結構手間ひまかけて作るのですが、さてさて食べる段になると、全て独りで平らげないといけません…!そこで、夜の カレーライスが、朝にはカレーパンとなり、昼はカレースパゲティ…その夜はドライカレーにして…と形は変えてもカレーはカレーですよね。話が脱線しましたが、独りで作り、独りで食べて、独りで片付けることの味気なさ。(Oh no!)

作っているときはそれなりに楽しいのですが、やっぱり料理は、おいしいものを食べさせてあげたいとか、誰かに食べてもらって喜ぶ顔が見たいというホスピタリティの心が基本ですよね。

音楽もそうじゃないでしょうか…。もちろん独りで聴いたり演奏したりして楽しむこともできるし、アンサンブルで仲間と楽しむこともできます。でもそこに聴衆が聴いていてくれるのとそうじゃないのとは大きな違いがあります。

お次は、「楽譜」と「レシピ」-料理を作るための「レシピ」と音楽を生み出すための「楽譜」-同じ1枚の「レシピ」や「楽譜」に基づいているにもかかわらず、作る人によって、或いは演奏する人によって、全く違った作品になるのはどうしてでしょうか?…私の大学オーケストラ時代に、失恋するたびに、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」のレコード(当時)を買って、十数枚貯まった先輩がいらっしゃいましたが…恋した女性たちと各々の解釈はオーバーラップするのでしょうか。

本当に料理の腕に自信のあるシェフは、レシピを公開することは平気だったりしますよね…。配合や作り方だけまねても、同じ味にならない魔法のXがあるんですよね…。

はたまた、料理も音楽もinspirationとimaginationが大切!冷蔵庫に残っているもので、さぁてどのような料理を作ることができるかな?
(えっ、賞味期限が切れている?少しくらい大丈夫!)

頭の中で組み立てができますか?頬がゆるむほど、それはおいしそうですか?ホルンとヴァイオリンとファゴットを組み合わせるとどんなアンサンブルができるでしょう?
ほら、目を閉じると心地よい響きが聴こえてきますか?素材の組み合わせで、様々な味や音色が創り出されることにとても魅了されます。

そして、imaginationからcreationへ
「おもい」を届ける、「こころ」を伝える……ね、音楽と料理って似てるでしょ。

…なんて、こじつけがましいことばかり言っているから、私のAltosaxの師匠・藤野美由紀先生からは、「食と音楽を結びつけようとしている珍しい会社」といわれてしまうんですね。

今日はこの辺りでpausa…