2008.03.17

Tea Break -社長ブログ-

Yoshiki 隠れ家ごはん『ほっこりくつろげる手作りの食卓「T」』

(17,March,2008)

 

大阪のオフィスビルが建ち並ぶ本町に、東京へ本社を移転してしまった大手商社の大阪支社(旧本社)があります。(みんな東京に行っちゃうんですね...京都の会社はしっかり根付いているのになぁ...)
お昼はビジネスマンやOL達が、昼食を求めて賑わいを見せる界隈ですが、その一角のビルに、手作りの食卓「T」がひっそりと佇んでいます。

地下につながる階段を下りて、カフェバーを思わせる外観の扉を開けると、意外にも和惣菜の懐かしい香りが...
こちらのお店、店名からして、プロ野球の某球団の熱血ファンかと思いきや、そうではなくて、大のねこ好きオーナーが、滋賀県のとある町の名前が気に入ってつけたそうですよ。

さて、お店の中に足を踏み入れると、「あらぁ~、きたまさ~ん、おひさしぶりですね~、ずーっとお待ちしてたんですよ~」と、忙しそうに動き回る手からは想像もできないような、柔らかい癒し系の声が...オーナーの姪っ子で、美人店長の誉れ高いまほちゃんです。
一度でも来店されて名前を仰った方のお名前は、決して忘れない記憶力抜群の店長さんです。

壁にかかった液晶画面に映し出される洋画や、耳に心地よいJAZZの流れる店内は、厨房を囲んだカウンターとハイカウンターテーブル席で、カウンターの上には所狭しと美味しそうな大皿料理が並べられています。

まほちゃんと相方のゆりちゃんとで、毎日買い出しに出かけ、お昼ごろから作り始める家庭料理の数々...優しい奥さまが旦那さまの健康を気遣ったが如き、彩り豊かなおかずたちが、おなかを空かせたお客さんたちに精一杯アピールしていて、食欲がどんどん湧いてきそうです。
ゆりちゃんは、見た目のおっとり美人から変身する週末に、あちこちの海に出かける凛々しいサーファーで、まほちゃんとは名コンビ。
また、ちょっとしたわがままを言っても、機転を利かせて手持ちの材料でササッと作ってしまう、そんな聡明でホスピタリティーあふれるふたりがつくりあげる「ほっこりくつろげる癒し空間」に、はまっている常連客は多いようです。
東京から出張のビジネスマンが、最終の新幹線に間に合う時間まで、くつろいでいることもよくわかりますね。
しかも、どんなに食べても飲んでも、樋口一葉が1枚...ひゃぁ~!!

さてと、おなかも心も満たされたされたことだし、おいとまいたしますか...
「きたまさ~ん、今日は、ほんまにありがとう~、まだへたやけど、今度ごるふ一緒に行こなぁ~」
「はいはい、100も切ったことのないヘナチョコゴルファーでよろしければ...ごちそうさまでした!」
いつ実現するか当てのない約束を交わし、階段を上がると、爽やかな春風がネクタイを翻して、一抹の寂しさを背負った商社ビルの方へ通り過ぎていきました。
また新しい命が息吹く季節なんですね...ではこの辺でpausa…